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島田荘司のデジカメ日記
第6回
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9−19(火)、仕事場に、ブックシェルフ製作。
ハニー・アルフセイン・ハナフィと、その友人のターリックが、ぼくの書斎にブック・シェルフを造ってくれている。本はいくらでもあるから、本棚は大きければ大きいほどいい、どんな大きくてもかまわないと言ったら、壁面すべてが棚という展開になって、けっこうな工事になった。
ハニーは今、ターザナという街で「スター・ファラフェル」というメディテラニアン・フード(地中海料理)のファーストフード・レストランを開いているのだが、と書くと他人事のようであるが、この店はぼくがオーナーなのである。でもハニーが一人でやっている。
この店については、また紹介することもあるだろう。ハニーは、LAに来る前は東京の渋谷にいた。その前はエジプトのカイロにいて、秘密警察官だった。その前は父親が経営する建設会社で監督として働き、だから彼は大工仕事はプロフェッショナルなのである。そのよう言っていけば、彼は格闘技も射撃もプロなら、料理もまたプロフェッショナルで、その上彼が今最も興味を持っている料理は日本食なのだ。本当にありがたい友人である。
ターリックはチュニジアからLAにやってきて、スター・ファラフェルでハニーと知り合った。非常にハンサムな青年で、英語はかなり訛があるが、女性にもてるらしい。二人の母国語はアラビックなので、会話には苦がない。完全に同じではないらしいが、東北弁と大阪弁くらいの差であるらしい。彼ら以外にペンキ塗りを頼んだら、その人は韓国人、エレクトリシャンはメキシカンで、一堂に会すると、アラビック、韓国語、スパニッシュ、英語に日本語が飛び交う。
そういえばハニーもターリックも、テレビでサダム・フセインの演説を聞くと、内容がすべて解るそうだ。そんな相手と敵対関係に入る気分はどんなものなのであろう。
ハニーが、一方の壁の形状を見つめて、ここに本棚のピラミッドを作ろうと言いだした。さすがにエジプト人で、ああいいよと言ったら、なんだかすごいものができた。脚立の大きなものがないと、とても棚のてっぺんには手が届かない。
ギゼのあのピラミッドも、こんなふうにしてエジプト人たちが作ったのであろうと思うと、なんだが親しみが湧く。さて棚の頂上には何を置くか、それはもちろん「水晶のピラミッド」であろう。
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