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島田荘司のデジカメ日記
第3回
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9−10(日)、これがイン・エン・アウトのハンバーガーだ!
日本に戻ると、吉祥寺の駅前とか、井の頭公園通りにあるマクドナルドのハンバーガーを食べることになる。日本のマクドナルドはなかなかうまい。醤油風味の照り焼きバーガーというものがあるからだ。ところが本場カリフォルニアのマクドナルドは、それほどうまくはない。ぱさぱさして、ジューシィでないのだ。
日本にいた頃、知り合いとよくラーメン談義をやり、どこそこのラーメンがうまいと聞くと、当時まっ逆さまに惚れていた(というと今は冷めたみたいだが)ポルシェ911にうち乗って、関東平野の果てまででもすっ飛んでいった。
こっちではこれが、ハンバーガーかタコスの話となる。タコスというのはメキシカン・フードで、まあそのうちこれの話もしてもいいが、LAにはうまいハンバーガーのチェーン店があって、それがイン・エン・アウトである。LAのあちこちにあり、いろいろ行ってみるとそれぞれ微妙に味が違う。こっちとしてはなんとなく近所を巡っているつもりでいたが、ある日これをキロ数に換算してみたら、やっぱりちょいと埼玉、ちょいと横須賀というレヴェルで移動していたのであった。道が広くてまっすぐで、渋滞が少ないから、あまり距離を感じないのだ。要するにぼくは、どこに行っても同じようなことをやっている。
で、イン・エン・アウトのバーガー(とは英語ではまず言わない。これは鼻クソのこと。マクドナルドもマックとは言わない、それはコンピューターのこと。常にちゃんと全部言う。しかし発音はミクドダーノゥドである)だが、こんなもの、ただの好みだと思われるであろう。ところがそうでもない。こちらに「ライト・ハウス」という日本語のタウン誌が出ていて、ここでLAのハンバーガー人気投票をやっていた。それによると、栄光の第1位はやっぱりイン・エン・アウト。ちなみに2位はファット・バーガー、3位がかの有名なマクドナルド、4位はジャック・イン・ザ・ボックス、5位はカールズ・ジュニアで6位がバーガー・キングであった。本場においては、マクドナルドは堂々たる王者ではないのである。
しかしこうなるのは誰の目にもあきらかで、ほかのバーガーはみんなチーズとハンバーグをただパンにはさんであるだけ。中身がウェットでジューシィなのはイン・エン・アウトだけなのだ。しかしそういうことだから、買ったらすぐに食べなくてはならない。時間を置くと少々じゅくじゅくになってしまう。
コーラとチーズバーガーの「ナンバー2」というセットがあって、ぼくはいつもこればっかりである。ケチャップの小さな袋をたくさんもらってかける。フレンチフライド・ポテトもついてくるのだが、これが味がついていてうまい。こちらにもケチャップをかける。このケチャップの味もほかと違う気がして、けっこう病つきになっちゃうのである。こんなものばかり食べていてはいけないと思うのだが、なかなか依存症から脱出できない。
考えてみると、LAを離れられないのは毎日たっぷり車に乗れることと、イン・エン・アウトのハンバーガーのせいだ。このバーガー、なんとカリフォルニアにしかない。だからラス・ヴェガスに行ってももう禁断症状に苦しむことになる。あそこはネヴァダだからだ。東京にこれができたら戻ってもいいかなぁ。
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