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| メソド・サバ、ロジェ・サバ 藤野邦夫 四六判・上製・592頁・2940円 |
| 第1章 墓と墓の秘密 第2章 出エジプト記のファラオ 第3章 アメンへの復興ステラ 第4章 第18王朝 第5章 アイの聖書 第6章 創世記 第7章 楽園喪失 第8章 エジプト人アブラハム 第9章 ヨセフはアイか 第10章 出エジプト記 第11章 アロンはホルエムヘブか 第12章 モーセはラメセス1世か 第13章 ヨシュアはセティ1世か 第14章 バラムの雌ロバ 第15章 平和のファラオ−−スメンクカラー・シェム・アニクラ |
| (本書「はじめに」より) アントワープ・ファブル・ドリヴェは、ヘブライ語の綿密な研究に着手した文法学者だったが、かれは一九世紀のはじめに、明確に次のようにのべている。 「わたしがいったのは、モーセ五書の巻物にみられるユダヤ人のことばが、エジプト人のことばを移植した語派だと思われることだった。この主張に、いまのところ歴史的な裏付けを示すことができないのは、そうした証拠がわたしの研究主題にあまりに無関係な細部に関係するからである。しかし、ここでは単純な常識があれば十分なはずだと思われる。なぜなら、ユダヤ人たちがどんな ふうにエジプトにはいって、どんなふうにでていったにしろ、かれらがそこに非常に長く滞在したことは否定できないからである…」 紀元後二〇〇年ごろ、ギリシアの神学者だったアレクサンドリアのクレメンスは、次のように主張した。 不思議なことといえば、エジプト人の文字がヘブライ人の文字に似ていることである(『雑纂』五巻) ヘブライ語学者のフレデリック・ポルタルは、著書『エジプトの文字』で、次のようにいっている。 「聖書の読解から学んだアレクサンドリアのクレメンスは、キリスト教徒とエジプト人について、それほどつっこんだアプローチはできなかったし、かれの主張が真実であるという肯定的な証拠を示せなかった。だから、この明確な表現を実証することが必要である。ただひとつの可能な方法は、聖書とヘブライ語がエジプトの文字からできたことを証明することである」 ユダヤ人は、エジプト人の本物の子孫なのだろうか。 かれらは前一三四四年ごろのトゥトアンクアメンの治世下で、最終的に脱出せざるをえなかったアケトアテン(現在のテル・アル=アマルナ)の住民で、この帝国の壮麗な首都の最初で最後の居住者だったのだろうか。 |
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