出口王仁三郎
ボタン 出口王仁三郎
疾走した巨大な想像力
帝国の時代のカリスマ
ナンシー・K・ストーカー
井上順孝監訳 岩坂彰訳

ISBN978-4-562-04292-0
四六判・386頁
定価3672円(本体価格3400円)
2009/6/25刊
本書のおもな内容
明治後期から昭和前期、京都の小さな新宗教団体を国際的宗教複合体=大本(おおもと)に成長させた「カリスマ的宗教起業家」出口王仁三郎。
ナショナリストであると同時にインターナショナリストであり、伝統主義者でありながら当時の新しいメディア(レコード、映画など)を使いこなす近代性を持ち、右翼も左翼も受け入れたユニークな人物だった王仁三郎ひきいる大本は、当時爆発的に信者数を伸ばし、急激な近代化のひずみに直面していた人々の心をわしづかみにした。
本書は、気鋭の外国人女性歴史学者が「帝国」の時代に突入する当時の社会と、宗教者、芸術家、社会運動家ほか多くの面をあわせ持つ異才の軌跡を丹念に調べ、新宗教のカリスマの実像と、彼に「夢」を託した近代日本人のアイデンティティを重ね描いた野心作である。

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著者・訳者はこんな人
ナンシー・K・ストーカー(Nancy Kinue Stalker)
2002年にスタンフォード大学で歴史学の博士号を取得。現在はテキサス大学オースティン校アジア史学科で准教授を務める。本書が初の著作となる。
井上順孝[監訳者] 岩坂彰[訳者]
井上順孝(いのうえ・のぶたか)
1948年生まれ。國學院大學神道文化学部教授・日本文化研究所所長。博士(宗教学)。(財)国際宗教研究所・宗教情報リサーチセンター長。東京大学文学部卒。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学文学部助手、国学院大学日本文化研究所教授をへて現職。主な著書に、『人はなぜ「新宗教」に魅かれるのか?』(三笠書房)、『神道入門』(平凡社新書)、『宗教社会学のすすめ』(丸善ライブラリー)、『図解雑学宗教』(ナツメ社)、『若者と現代宗教』(ちくま新書)、『新宗教の解読』(ちくま学芸文庫)、『教派神道の形成』(弘文堂)など。

岩坂彰(いわさか・あきら)
1958年生まれ。京都大学文学部哲学科卒。編集者を経て翻訳者に。主訳書:『心は実験できるか』、『「うつ」と「躁」の教科書』(以上、紀伊國屋書店)、『聖書大百科』(共訳)、『うつと不安の認知療法練習帳』、『西洋思想』、『心の痛みのセルフコントロール』(以上、創元社)、『イエスは仏教徒だった?』(同朋舎)、『ウィトゲンシュタイン』(講談社)ほか。

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