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あなたはなぜ「嫌悪感」をいだくのか

レイチェル・ハーツ 綾部早穂 監修 安納令奈 訳
四六判・222頁・本体価格2400円(税別)
ISBN 978-4-562-04775-8    

あなたはなぜ
「嫌悪感」をいだくのか

That's Disgusting
Unraveling the Mysteries of Repulsion
Rachel Herz

五感で思わず拒絶する、その正体と、反応の謎


「生理的に受け付けない」メカニズムを解明する

嫌悪感とは、一人ひとりの脳と内面で起こっていることを教えてくれる。他人と接する時に友好的な態度をとることもあれば、敵対的な態度をとることがあるのはなぜかが、嫌悪感から明らかになってくる。自分たちの文化、食の嗜好、セックスへの情熱、法律、習慣を知ることもできる。何より重要なのは、この感情が、人間の存在の基盤にある根源的な疑問を明らかにしてくれるという点だ。嫌悪感について解き明かしていくことで、人間とは何かを理解できるようになる。

▶1章 さあ、食べよう──
この国では何かが腐っている……/あなたには食べ物でも、私には毒/考え方次第/食における究極のタブー/よい食べ物、悪い食べ物/思考の弊害/虫は栄養満点、そのうえ美味かもしれない/グリーンで地球に優しい食事/暴飲暴食
▶2章 嫌悪する瞬間──
あなたが不快に思うこと/嫌悪に対する尺度/嫌悪に対する敏感度とは?/嫌悪感とは?/考え方次第/身につけるべき本能/キモいものに夢中/不快にさせる原因を察知
▶3章 脳における嫌悪感──
嫌悪感がわからない病気/嫌悪する脳/何もかも毛嫌いする病気/嫌悪の共感/逸脱と嫌悪感
▶4章 細菌戦争──
特殊型の恐怖/嫌悪感があれば医者いらず/セックスをゲームにたとえると/攻撃に弱い状況/触れるべからず/どこに牛肉が?/肉と人がダメ
▶5章 不快なのは他人──
黒魔術/可愛くて人気者/忌まわしい行い/太っているけど、ハッピーじゃない/善人、悪人、醜い人/異質なものと変化/死神
 
▶6章 ホラーショー──
ホラー映画のちょっとした歴史/ホラー映画の魅力/戦慄というセラピー/愛と死/スリルのすべて/血に飢えている/死人の世話/今度は、まったく違うものはいかが?/気持ち悪い、でも面白い
▶7章 性欲と嫌悪感──
心理作戦/あなたにはポルノ、私には目の毒/生まれもってのアニマル/愛とめくるめく死/鼻は知っている/不吉な血/病的なセックス/男を品定めする男たち
▶8章 法と秩序──
穢らわしい真実/罪と罰/罪を洗い流せ/汝の身体を知れ/嫌悪感の勘違い/嫌悪感、それとも怒り?/嫌悪感をいだかせるもの/道徳的嫌悪感とは何か?/心と精神の純粋さ
▶9章 嫌悪感が教えてくれること──
嫌悪感は儲からない/克服せよ/学べたこと/「共感」のねじれた姉妹/「島」に人がいる/人間だから共感できるのか?/嫌悪感と共感を阻むもの/ゴキゲンでいよう/心の醜さも受け入れる/嫌悪感とは何か
[著者紹介]
レイチェル・ハーツ
嗅覚心理学における第一人者。
カナダ・トロント大学で心理学の博士号を取得。ブリティッシュコロンビア大学、米国・モネル化学感覚研究所を経て、2000年からブラウン大学客員教授。