求婚はある日突然に
著者 | ヴィヴィアン・ロレット 著 岸川 由美 訳 |
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ジャンル | 文芸・ファンタジー・児童文学 > 海外文学 |
シリーズ | ライムブックス |
出版年月日 | 2017/08/07 |
ISBN | 9784562065011 |
判型・ページ数 | 文庫・320ページ |
定価 | 880円(本体800円+税) |
在庫 | 在庫あり |
エマの両親は芸術家で、愉快だがエキセントリックな人たち。貴族社会からは変わり者の一家として疎外されているのがコンプレックスで、エマはいつも地味な服を着て、堅苦しくふるまっていた。ほんとうは絵を描くことに情熱をもっているが、若い娘がそのような熱意を持つことが人に知られると、また変わり者扱いされるので隠している。会うたびにエマをからかってくる、兄の友人の子爵オリヴァーは独身主義だが、結婚しないと財産を相続させないと祖母に言い渡された。困った彼は、祖母が社交シーズンでロンドンに滞在しているあいだだけでいいので婚約したふりをしてほしいとエマに頼み込む。そして、承諾したつもりはないのに、いつのまにか周りには、婚約者扱いされてしまい……