オーガニック・ティーと黒ひげの杯
お茶と探偵 12
宝の地図に金貨――きらびやかな海賊の略奪品が展示される、大海賊展初日。すべてが一瞬の出来事だった。照明が消え、ガラスケースからは、貴重な髑髏の杯が消えていた。そばには刺殺された協会の研修生。現場に居合わせたセオドシアは、新居のお披露目パーティーに、お茶とチーズの試食会と、目の回るような忙しさの合間をぬって、杯の底に刻まれた海賊の暗号解読と犯人捜しに奔走し……!?
お茶と探偵 12